変更後本編

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シカマルが術を解き動けるようになったアスマは全員をスタート地点に連れて行った





「ったく…、いのとチョウジは何処から出てきたんだ?」



辺りに二人の気配はなく潜んでいるなんて思いもしなかったのかおそらく仕込んだであろう煉夜に目をむける




『何処って…?ここらへん?』




ガツッ




自分の横らへんを指さし答える煉夜にシカマルから拳がプレゼントされる…



「煉夜の幻術をつかって隠れてたんです」



いのがあっさりと煉夜の仕込みをバラす



『そんなアッサリ人の仕込んだヤツ言っちゃいますー?』




シカマルに殴られた頭を抑えながらブーブーとブーイングを送る



「煉夜はちょっと黙ってようね。」




ムグッ


チョウジにお菓子を口に突っ込まれた…、

(あ…、コレ意外と好きかも)





「鈴は3つしかないのになんで全員で取りにきた?」




煉夜が口に突っ込まれたお菓子を咀嚼している間に話しを進める




「今回のこの演習はチームワークをみるモノじゃないかと俺たちは考えたんスよ」




モグモグ、モグモグ、




「3つの鈴は私達を仲間割れさせる罠」




ポリポリポリポリポリポリ……




「実際アカデミーに戻ってきた生徒を見たことないしね」




………ゴックン。





『まぁ、アレだよね。

イルカ先生たちがわざわざ力が均等になるように分けたのに、ここでバラバラに崩す意味がないからね


だから、この演習は“結束力”、


つまりチームワークを必要とされるものだって気づいたわけ』




大きな岩の上に足をくんでいた座っていた煉夜が口の横に食べかすをペロリと舐め会話に参戦した





四人の自信を含んだ真っ直ぐな眼差しがアスマに向く





「……そこまでわかってんなら10班“合格!”」



アスマは新しく煙草を出しつけ、ニッと笑い合格を告げた






……、


「「やったぁーー!!」」



いのとチョウジは声をあげ喜ぶ


煉夜も岩から飛び降りシカマルに飛びつく



『シカーーー!』



ギューっと煉夜はシカマルをしめつける



「やめろって!……ぐ、苦しいだろが!!」



煉夜の細身からは信じられないような力によりシカマルの内臓が締め付けられる




『だって合格だし』



「だってもクソもねーよ…」



煉夜の腕に解放されほっと一息つく

(こいつが細マッチョってこと忘れてたわ…)




ワイワイと騒ぎだした10班メンバーをアスマは優しい目で見ていた





「お前ら、明日から任務開始だ!
遅れてくるんじゃないぞ、」


『くるんじゃないぞ!』



アスマの言葉を真似する煉夜に


「それ、お前が一番心配だから」


今日の朝のことを思い出しまた深くため息をつく




『……なんで?』



「お前なぁ…」



キョトンとした目を向けてくる煉夜に頭を抱えると



『シカマル起こしてくれるんでしょ?』



にーっと笑顔で覗きこんでくる煉夜


その笑顔にシカマルがなにも言えなくなっていると


その確信犯的な笑みにぺしっといのが煉夜の頭をたたく



「コラ!アンタはいい加減シカマル離れしなさいよ!」



『そんな叩かないでよいのー、

脳細胞死滅するわ……。』



「一回全滅させてみたら?」




『うっはー、鬼畜的一言。


…だーからサスケに逃げられるんじゃね?』



ぼそっと言った言葉にいのはキレ煉夜を捕まえようと走り出す



煉夜は避難と言ってアスマの後ろへ逃げていった



そんな姿を黙って見ていると




ポンッ



「シカマル頑張って、僕は応援してるから、」


チョウジが肩を叩き歩いていった



「………、はぁ?

ちょっと待て、お前なんか勘違いしてね?」



嫌な予感がしてチョウジを呼びとめようとすると

チョウジは片手をつきだし


“Good Luck ”

と残し去った




(絶対ってかマジそれ勘違いだからー!!!)


誰もいなくなった演習場でシカマルは一人心の中で叫んだとさ…、









『シカマルなにやってんだろ?

アスマ先生がメシ奢ってくれるっていってるのに』


「シカマルはいろいろ葛藤してるみたいだから先にいってよう?」



珍しくチョウジにせかされ煉夜は歩いていた





シカマルの恋?を応援するチョウジ君そして、変な勘違いに慌てるシカマルでしたw

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