変更後本編

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ある日の早朝…




「ちょっとーー!!
煉夜はどこいったのよ!」


任務先の家の庭でいのの叫び声が響く




……、ふぁ〜ぁ。やべ、バレた。


ってか、いのの声でっかいよね…
近所迷惑だよ…




煉夜は声が聞こえないようにモゾモゾと体勢を整えてもう一度寝始めた




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一方、呼んでもまったく姿見せない煉夜にいのは苛ついていた



「ちょっと、シカマル!なんとかしなさいよ!」


「あぁ〜、無理。


痛っ!!…髪は掴むなって!」



イライラをシカマルにぶつけるもシカマルは子供に髪の毛を掴まれ身動きが出来ない状態だった



「ったく、なんでこういう時に居なくなるのよ!!」


いのも長い髪を振り回されゲッソリしていた



「僕のお菓子もなくなっちゃうよ…」



常備してたお菓子を子どもにとられチョウジも涙目になっていた




普段子守り任務の時は煉夜の幻術で夢を見せたり、幻覚をつくり子供と遊んだりしていた10班だったが…



今回は任務が始まってから五分もたたない内に煉夜がいなくなった


こどもたちに振り回されもはや全員がぐったりしいるときに自分たちの担当上忍が悠々とやってくるのが見えた



「お前ら〜、大丈夫か?」



疲れた様子もなくタバコをくわえ歩く姿に少しの殺意が沸く



「大丈夫に見えますか!!、」



特にいのの顔はおそろしかったとか…




「ったく、しゃーねな、アスマも来たし俺はあの馬鹿探してくるわ」




自分の髪で遊んでいた子供をアスマに渡しシカマルは煉夜を探すため立ち上がった


「シカマル!早く見つけなさいね!」


「へいへい、」



シカマルは自由になった体を伸ばし歩きながら辺りを見渡す



(周りにあんのは大きな池に岩、木、
コレといって変わったもんはねぇな…)




……木?





シカマルはたくさんの木の中から一番大きな木を見つけると近づいていった




「見つけた…」




見上げる先、煉夜は木の一番高い場所であろう枝に寝っ転がっていた




(どうやってあんな所までのぼったんだか)


呆れながら上を見ていると



「見つけたわよ…チョウジ!」



いつの間にか近くまで来ていたいのがチョウジを呼びつける


「チョウジ、この木を思いっきり揺らしてちょうだい!」


そういったいのの目はすわっていた

チョウジはそんないのに怯えながらも力いっぱい木揺らした




(あ、そんなに揺らしたら落ちんなこりゃ…)

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