変更後本編

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10班side



煉夜が自分の修行にといなくなってからしばらく経つとチョウジが額に大粒の汗を光らせやってきた




「…あれ?煉夜はどーしたの?」


「そーいえばいないわね…」


いのも持参したタオルで汗を拭きながらこたえる


「あいつも修行でもやり始めたんじゃねーか?」




シカマルが休憩がてら木からおりると煉夜の姿をさがしつついのとチョウジのもとに歩いていく



全員はじめよりは大幅に登れるようになっていたがもうチャクラ切れに近いくらい限界になっていた




「また、寝てるんじゃないの?」


「いや、さっき寝てたからもう流石に寝ないだろ。」



アスマはついさっきまでチョウジにかかりっきりになっていたから煉夜の事はみていないだろう



それに、なにも言わずに帰るなんてことはしないヤツだから恐らく演習場にはいると思うんだが…


自分が登っていた木よりも大きい木を見上げその姿を探す





「っちょ、ちょっとシカマル!!」




グイグイとイノに引っ張られる



「っ、なんだよ?」



「あれ見て!!

煉夜が池の上にいるのよ!」



「はぁ?池の上?」



イノの言葉に疑問を含みつつ池をみると



「…………座ってやがる」


「えぇ、座ってるわね、」



その光景をバテて木陰に寝そべるチョウジを尻目に眺める



「……っんなことしてる場合じゃねぇな」


「そうよ!あそこって結構深いのよ」




煉夜!!!







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『っ!』


遠くから呼ばれ思わず体がビクッと揺れる


その瞬間


ズボッ…


集中力をきらしてしまい片足が沈んだ




『うわっ…濡れたし』




不格好に池にはまった片足を持ち上げ水面上に戻す




『ちょっと!急におっきな声ださないでよ!!』



片足がずぶ濡れの状態で水面を歩いて岸にいるシカマル達のもとへ行く




『もう登れるようになったの?』




「えぇ、コツは掴んだわ」



へぇ〜、コツ掴むの早かったね…




煉夜は濡れしまった片足のズボンの裾を絞りながら岸に上がる



そーぃや、チョウジがいないな



『ねぇ、チョウジは何処にいんの?』



ズボンを絞るのをやめて顔をあげる



「チョウジならあそこの木陰で伸びてる…」



シカマルが指差す先にはチョウジとアスマ先生



だが、煉夜の目には別なモノが映った




『あぁぁぁっあれっ!っね、ね、ね、……!!!』



「ね?」


いのは煉夜の言葉に首を傾げる



ズサッ…


不思議がってるいのに答えることもできず足が自然に後ずさってく



「ちょっと煉夜どーしたのよ!」


いつもと違う煉夜の態度にいのが慌てて声をかける



『あははははははは………』




「……!!」



シカマルは煉夜の態度の理由に心当たりがあったのか
慌てて煉夜の目線の先を辿る




「やっぱりか…」



引きつった笑顔で笑う煉夜の目の前に居たのは








(煉夜のヤツどうしたんだ?)

(もう僕ダメだよぉ…)


木陰で休むアスマとグロッキーのチョウジ
 

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