変更後本編

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「人多いわね…」

部屋の中は各国から集まった沢山の忍で溢れていた


『むさ苦しい…きもちわり……』


「それは俺のセリフだ、重てぇんだよ!」


煉夜はシカマルの背中にののしかかっていた


『吐くならシカマルの上がいいかなって思ってね笑』


「笑えねーよ、さっさと降りろ!」


シカマルといつものようなやりとりをしているとイノが急に入り口に向かって走り出した


『イノ!どーした……の、…うん。』


走っていったイノを目で追うとイノはサスケに抱きついていた


サスケ…ね、
俺はあんま興味ないなぁ…。


同期の方へ向かって歩いていくシカマル達とは別に煉夜は近くの壁によしかかった



(遠足に来たガキでもないのにそんな騒がなくても…)


同期が集まれば話もつもるのかかなり騒がしい

ちなみに他国から結構睨まれてる


ついには、同じ木の葉の忍に注意までされている…。


(あーぁ…。)



なんとなく恥ずかしかったのでふらふらと歩きながら距離をとりつつ敵情視察をすることにした


(といっても別に大したことないね…

でも、砂の奴はなんか規格外って感じ)



瓢箪もった奴の横を通ったとき鋭い殺気を感じたし、


(うーん……、
ぶっちゃけホントめんどくさいなぁこの試験)



シカマルが出なかったら俺も出なかったのにぃ…


ブツブツと文句を心のなかで言っていると




「俺の名はうずまきナルトだ!!
てめーらにゃあ負けねーぞ!!!!」


ナルトの宣戦布告が会場に響いた


『お馬鹿だなぁ…』


煉夜はナルト達へは近づこうとした足を止め離れたところから見ることにした



サッ、
…ザッ、
……サッ、


ぼーと眺めていると部屋から3つの地面を蹴る音が聞こえた



(ん?音忍の奴等か…)


煉夜の目はナルトたちの方へ走り出す音忍たちの姿をとらえていた


音忍の一人からくりだされた攻撃をカブトがよける



まぁ、普通に見切れる速さだよね
でもさ……、


ピシィ…

パラパラ…

やっぱ仕掛けがあったね…。



避けたはずのカブトの眼鏡が不自然に割れる


「どういうことだ…?
かわしたはずだ、なぜ眼鏡が……」


「鼻先をかすめたんだろ
けっ…いきがってるからだよ あのクソ」


まぁ、口が悪い通称bPルーキーちゃんもこの攻撃のネタが解ってないなんてねぇ…



『笑えるww』


クツクツと口元をかくし笑っていると
一発触発ムードが漂う教室のなかに爆音が轟く



ボンっ!!


「静かにしやがれどくされヤローどもが!!」


ざわついていた教室が一斉に静まる


(やっとこのめんどくさい試験が始まるんだね)



静まった教室をキョロキョロと見渡していると


グイッ!

首もとを思いっきり引かれる

『うぐぁっ…』


咄嗟のことで反応できず潰れたような声がでる



「あんた何処行ってたのよ!」

コソコソと小さな声でイノに咎められる

『何処って…ここ?』

「そのネタは前にきいたわよ!」

ガツっと頭に拳骨がはいる

『イノ痛いん「ペッ…ペーパーテストォオォォオ!!!」』


(しっかりしなさいよ煉夜)(ナルトに俺のセリフ遮られた…泣)
 

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