変更後本編

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己の試験の席を確認しつつ欠伸を噛み殺す


『よりによってペーパーテストなんてね…』

(めんどくさいこの上ない…)




表情にそれがハッキリでていたのかいのにおもいっきりほっぺを引っ張られる


「真面目にヤんなさいよね!」



むぎぃぃぃいっ!


「はひ…」



いのにつねられ赤くなってしまったほっぺを擦りながら指定された席につく

(めちゃめちゃヒリヒリするんですど…)


ったくどんな力で引っ張ってくれちゃってんのよ…




とりあえず席につくと試験官がテストのルールを黒板に書き説明がはじまった


んだケド…、

煉夜の思考はポカポカと暖かい日差しに奪われていた


(……いい天気だなぁ。)



煉夜に割り当てられた席は一番後ろの窓際だった


ポカポカと温かい日差しがあたり眠気を誘う



やばぃ……、
もしものためにって朝ラーメンしたんだけどな…

昨日の夜更かしがいけなかったのか…。



コテン…


煉夜は机に突っ伏し寝息をたてはじめた

すぴぃ〜……。










………。


ガタンっ!


ビクッ……。


「すまない、俺は受けない!!」


(な、なにが起きてんの!?)


突然横に座っていたやつが立ち上がる


(そいや試験中だっけか?)


煉夜は自分の目の前の白紙のテストをみて僅かに残っていた眠気が一瞬で吹き飛ぶ



………こ、これは、


イノに殺される((((;゜Д゜)))




慌てて残り時間を確認するがもう残り時間という時間もないに等しかった



(しゃーねぇ、これはやりたくなかったが最終手段だ。

真面目に解きましょう…。)



鉛筆をぐっと握りアカデミー時代の煉夜とは考えられないようなスピードで空欄を埋めていく



----------------数分後



………大体解けたよね?
良かった。……うん。マジで、


ってかみんな何やってんだろ?
挙手したらいいの?

どんどん手を挙げては人がいなくなっていくので
キョロキョロと周りを伺っているとシカマルと目が合う


『……?』

手を挙げるのかと軽くジェスチャーを交えて聞くと驚いた表情をされる



(挙げちゃ駄目なの?)


よく分かんないけどシカマルが駄目ってゆーなら挙げんのやめよ、



うん。シカマル絶対主義!

………なんちゃって☆


脳内ボケをかましていたら



バンッ

「なめんじゃねー!!
オレは逃げねーぞ!

受けてやる!!
もし、一生下忍になったって…

意地でも火影になってやるから別にいいってばよ!!

怖くなんかねーぞ!」


(………ナルト…。)

ナルトの一言で教室の雰囲気が変わるのがわかった


(なんか少し変わったなナルト…。)


イタズラばっかしていた頃のナルトとは違っていて少し驚いた……いや、少しだけね。



その後も試験官の問いかけに恐れることなく答えきったナルトの言葉に試験官達は顔を見合わせ頷く




「いい“決意”だ

では、ここに残った全員に………



“第一の試験”合格を申し渡す!!」

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