変更後本編
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派手に登場した第二試験の試験官みたらしアンコの後に続きやって来た先は鬱蒼とした森だった
「ここが第二の試験会場
第44演習場……
別名…“死の森”よ!!」
目の前にはフェンスで囲まれた薄気味悪い森の前でアンコさんが仁王立ち…
『あぁ〜恐い……。すっげぇーコワイー。』
両腕を擦るようなジェスチャーを棒読みでやっていたらクナイが飛んできた
「ふざけてると死ぬわよ」
『はぁ〜ぃ…』
(森よりもアンコさんがコワーイ…)
投げられたクナイを拾い手でくるくると回して遊ぶ
「お前何してんだよ……」
『あっ…シカマルじゃーん♪』
呆れた顔をしたシカマルが横にやってきた
「お前なぁ…」
シカマルが珍しく説教モードに入るか!って時にイノがぶっ飛んできた
「煉夜ったら!
なにしちゃってくれてんのよ!
目つけられたらどーすんのよ!!」
般若の形相で首をぐっと捕まれる
「さっきの試験でも、ひとり爆睡してたじゃない!
技をかけようにも私より後ろの席だからかけられなくて
ヒヤヒヤしてたんだからね!!!
それに真面目にやれっていったのにサボってたわね…」
むぎぃぃぃぃい!!!
イノが煉夜のほっぺを左右に思いっきり引っ張る
『ご、ごめんなひぁい!!!』
(前言撤回!やっぱイノが一番恐い!)
しばらくしてようやくイノに放してもらえると
「第二試験始める前にアンタらにこれを配っておくね!」
試験の説明をするアンコさんの手には紙の束が…
「同意書よ
これにサインしてもらうわ
……こっからは死人も出るからそれについて同意をとっとかないとね!
私の責任になっちゃうからさぁ〜」
アハハとにこやかに言うアンコに周りは真剣な表情になる
ひとりを除いて…
『そりゃそーだよねぇ♪』
ハハッと返事をする煉夜
静まる周りの空気を全無視
←あえてだからね、あえて!
ガツンッ!!
「アンタは黙ってなさい…」
『はい……シクシク…』
イノの愛のある?鉄拳がくだされうずくまった煉夜をシカマルが回収していった
(シカマルー、頭痛い)
(自業自得だアホ…)