変更後本編

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配られた同意書を書き終えると巻物と交換する



煉夜たちは試験官のひとりに案内され出発のゲートへと移動し合図を待っていた



「命がけかよ…

めんどくせーがやるしかねーな…」

(ナルト達狙いだな…)


『ホントめんどくさいけどね…』

(今日のご飯なんだろ…)



口では同じ事を言うシカマルと煉夜だが頭の中はまるっきり違ったことを考えていた



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『さて、どーしようか?』



森に入ってすぐのひらけた場所で作戦会議を行った



「まずは棟に向かって進まない?」



「なんの考えも無しに進んでいくのは無謀すぎるだろ」



シカマルがイノの提案をズバッときる


『そーだね、安易に進んでいくと敵の罠に引っ掛かるかもしれないし…』



うんうんとシカマルの言葉に頷き自分の意見を突っ込む煉夜


『チョウジはなんかない?』


先程から黙っているチョウジに話をふる


「ご飯はどーするの!」


「……。食料問題ね…」


「早めに確保した方がいいな…」


イノとシカマルもチョウジの意見に賛成したその時




カァー!カァー!


「カラス?」


頭上を一羽の烏が飛んでいく


シカマルはすぐに煉夜に視線移すと煉夜は飛んできた烏と話していた


『…そうか、……わかったよ。

知らせてくれてありがとう鯵太郎!』


(((鯵太郎……ってなに?)))



ばぁいばーい


10班メンバーの疑問をよそに話し終わったのか烏に手をふる煉夜



シカマルが代表して煉夜に何があったか訊ねる



「どうしたんだ?」


『ん?…あぁ、

今ね、すぐ近くに俺達に攻撃を仕掛けようとしてるグループがいるんだってさ』

さっきの烏が言ってたよー
と、いつもの世間話のような感覚で話す煉夜


「そうか………。


って!「ハァァァァ!?!?」」


シカマルも一瞬流しそうになるが話の内容が凄いものであるのに気付き慌ててツッコム


「何にこやかに言ってんだよ!」


煉夜の一言で慌て出すシカマル達


その時……


ビュッ!


煉夜の足元にクナイが降ってきた



『敵さんも到着したみたいだね』


煉夜はひとり冷静に分析しながらいつものフォーメーションの位置につく


「煉夜っ!」


『あいよっ…』


シカマルの掛け声で煉夜は攻撃の体制に入ろうすると


「逃げるぞ!!」



ズルッ

『逃げんの?!』



シカマルの言葉に思わず踏み出した足を滑らせた



「ったりめーだ!一旦退くぞ!」


『……あいよ。』



“陰遁 夢幻針盤”



時計の針が煉夜の前に現れる



『みんなっ

5Mってこと忘れないでね、散っ』


煉夜の声とともに一斉に全員の姿が見えなくなる


全員の姿が消えたことを視認し煉夜もその場から立ち去った




(多分、こっちの方に集まるはずなんだけども……合ってるかな?)



夢幻針盤←鴉真の秘術のひとつで自分や仲間の姿を見えなくさせる

5M←夢幻針盤の効力は5分間という意味

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