変更後本編

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------------------------五分後




草むらの影には10班のメンバーがそろっていた



「おし……全員いるな?」


「えぇ…。ちゃんと撒いてこれたみたいね」



走って乱れた息を整える三人



「ふぅ……煉夜?
どうかしたの?」


ひとり背を向け下を向いている煉夜にチョウジが声をかける


『……………。』


「…煉夜?」


煉夜の様子が可笑しいことに気付きイノとシカマルも煉夜を見つめる



『……あのさ、
俺らの巻物って何て言う字だっけ?』


「はっ?」



『だーかーら、なんの巻物だったっけ?』



クルリと振り返る煉夜の手には巻物が握られている



「煉夜、それって!」



「その巻物どーしたんだよ!」



『……さっきの忍からスッたの。

んで、これ“天”の巻物なんだけど』



プラプラと目の前で巻物をふる


「ダメね…

私たちの巻物も“天”だわ…」


チッ…


軽く舌打ちをしながら煉夜はポーチにしまう


(あとで、なんか役に立つといいんだけど)


ゴソゴソ…



『ったく、無駄なチャクラ消費したんじゃね、コレ…』




ブツブツ文句を言いながら巻物をしまっていると





「、伏せろっ!」


ぐしゃっ…


シカマルに頭を捕まれ下に押し付けられる



『ちょっと、なにし「黙ってろ!」」



口を塞がれ、そのままグッと引き寄せられる




『ち、ちょっと、シカマル?』

まさかの展開に柄もなく照れてしまった


「静かに、…じっとしてろ」


『(静かにしろったってこの状況で!?近い!近いよ!)』


シカマルの行動にテンパりつつもなんとか周りを伺う




(あれって……日向の人?)


茂みの奥に見えるのは一期上の木の葉の下忍



全員でそろそろと逃げようと身を屈めると


「こそこそ隠れずに出てこい…」


(あっ…、見つかった)


とりあえずみんなの意見を聞こうと顔をあげると



イノがアイコンタクトで作戦のようなものを伝えてくる



……がその作戦に煉夜はあまり乗り気になれなかった


(あの人確か去年のNo.1ルーキーだったばずなのに…

お色気なんか通じる訳ないじゃん…しかもいののなんて)


シカマルは半目状態で動かなくなった煉夜を引きずり茂みから出て行った




(絶対やっちゃいけないでしょ。コレ)
(……あきらめろ。こうなったいのは止まらねぇ)

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