*Short Story*

□虚無の界域
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──重力に逆らうみたいに、いつまでも、どこまでも。

君は、飛んでいた。



真っ直ぐな瞳で空を仰いで、高く舞い上がる。


地面に背を向け、まるで宙を漂うような…。



その姿に、私は──





 
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