宝物・捧物

□予想外の告白
1ページ/2ページ




あーあ、結局俺の出番はあんまりないんだよな。 

あっ!こんにちは、あれなんですよ、あれ。 

「ねぇ、新八くん?」


て、あれ?いないや…俺一人で喋ってた? 

はぁ、あの、あれなんですよ花見に来たんですけど万事屋の旦那達と色々あって…


あの人達についていけるわけもなく、一人で絶賛花見中。 


「あのぉ」

はぁ、一人だなんて、まるで地味アピールじゃないか。 


「あのぉ、山崎?」

俺ってそんなに地味なのかな?普通だと思うんだけど、てか周りが濃いだけじゃないかな? 


「おい、聞こえてんだろ?しばくぞ地味」
「だから俺は地味じゃ…って!」
「はぁ、なにしてんの?」

この人は俺の先輩にあたる人でもあり俺の想い人。 


「一人で花見中なん「地味」」


容赦ないな、この先輩。俺はどこを好きになったんだろう?本気で分からないや。 



「話変わるけど花びら沢山散ってるねぇ」
「話かわりす「は?」……いえ」
「桜、綺麗だよね」
「そうですか?俺は先輩の方が」










(「あ、」)(「え?」)(「…綺麗だな、なんて」)

先輩の顔が赤く見えるのはきっと気のせいだろうなあ、もしくは俺の自惚れ。











END 
神流様へ相互記念!
長らくお待たせした上、
ほのぼの甘かどうかわからなくてすいません!これからもよろしくお願い致します^^






次P→神流よりお礼。
 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ