連載番外
□君の初恋
2ページ/5ページ
「…かっわいいなー…」
拙者と服部は、近くの木陰で休憩をしていた。
「ん、何がでござるか?」
「お前の妹。」
「お主…相変わらず、ロリコンでござるな。」
「…フン、俺だって貴様みたいなシスコンに言われたくねーよ。」
拙者の妹に好意を抱いている者は多く、服部もその一人でござる。
「…しかし何でお前そっくりなのにあんなに可愛いんだろうなー…」
「き…貴様、喧嘩を売っているでござるか…?」
『兄上ーっ、服部先輩ーっ!』
川の中で妹が拙者達を呼ぶ。
「どうした?」
「どうしたでござるかー?」
『二人ともこっちに来て一緒に遊ぼうでござるー!!』
ブンブンと手を振り、跳びはねる。
「…っ…可愛い…。」
「ま、拙者の妹でござるからな。」
「ん…今何か言ったか?」
「お主、悪い事は言わぬ。だから一発殴らせてはくれぬでござるか?」
『ほら、はやくーっ!』
「「わかったわかった」」