long story

□六
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突如開催されたお茶会も終わり次の日を迎えた。


始めの方の私は警戒心剥き出しだったが、彼女、凛々蝶と二人になり様子を見ていたら、何だか自分の思い違いのような気がしてきた。


凛々蝶は私のことが好かないと思っていたが、一生懸命話題を振ってくる姿を見て、私のために努力をしているのを見ていたら自然と手が前に出た。


この人は自分と少し似ているのでは……。

そう思ったら急に親近感が湧いてきたのだ。



しかし、その後は二人のSSの引くような熱弁に私達は口を挟むことはできず、結局終わりの時間がくるまで話せなかった。


そして、凛々蝶が帰り際に言った一言。


「明日の朝、ラウンジで待ってるからな。」



その約束に答えるべく私は今久々にこの扉を開けようとしている。


もう来ているだろうか。
早かっただろうか。


ラウンジへの扉の前で暫く固まっていた、すると、



「あれ、光じゃん。久しぶりー。」



声を掛けられた。


声の主を辿るとそこに立っていたのは、




………誰?





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