ごちゃ混ぜ短編

□鉢屋×久々知(落乱)
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「ハチ、」

「ん?なんだー?」

「…………っ///な、なんでもない!」

「?」


ダダーッと駆けていく同級生を見ながら竹谷は首を傾げた。


実はもう似たようなやりとりが何度も行われているのだ。


「兵助のやつ…豆腐ぎれか?」


「竹谷先輩!毒虫がまた脱走しました〜」


「今行く!」


竹谷は久々知のことを心配しながらも後輩の元へ駆けていった。




















――――――一方その頃



「お前は何やってるんだ!」

「三郎…でもいざハチの前にいくと…ゴニョゴニョ」

「はぁ?」

「ま、まぁまぁ三郎落ち着いて…」


イライラとしだした片割れに雷蔵が声をかける。


「…はぁ、だが兵助。このままじゃいつまでたっても友達止まりだぞ」

「う、」


三郎が言えば兵助は嫌だ、と言わんばかりに眉を下げた。


「兵助、頑張って!僕たちも応援してるんだから、ね?」

「雷蔵ぉ…」


雷蔵の優しい言葉に兵助は感動して雷蔵にすがる。


そんな兵助を優しく撫でる雷蔵


だが、


グイッ!


「ぅわ!?」


「雷蔵、兵助を甘やかすなよ」


三郎によって兵助の癒しの時間は呆気なく終わった。


「こいつにはお仕置きしてやらないとな」


ニヤリと笑う三郎に寒気がした兵助は雷蔵に助けて、と視線を送る。


が、


「雷蔵もいい加減じれったいだろう?ここらで私が渇を入れてやるから雷蔵は先に部屋に戻ってろよ」

「うーん…まあ、ね。じゃあ兵助、明日こそ頑張ってね!」


にこりと天使の微笑みを見せて雷蔵は無情にも部屋を出ていってしまった。




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