ごちゃ混ぜ短編
□土井×にょた尊奈門(落乱)
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夏休みを迎え、ひっそりとした忍術学園
誰もいないそこに、忍術学園教師、土井半助は戻ってきていた。
「あった、あった」
どうやら忘れ物をとりにきたらしい。
「まったく、手元にないと落ちつかないなんて私も職業病かな…」
出席簿片手に苦笑いしながら呟く土井
きり丸はもう寝たかな、と考えながら土井はそのまま忍術学園を後にする。
…はずだった。
「土井半助、覚悟!!」
カッ
バシッ
突如飛んできたクナイ
それを土井は慣れたように出席簿で叩き落とす。
クナイを回避すれば、目の前には先ほどまではいなかった人影
クナイを撃った張本人が新たに武器を構えて立っていた。
「君ね、挨拶がわりにクナイを撃つのはやめてくれないかい?」
土井は呆れたように苦笑いをこぼす。
そう、先ほどの攻撃はただの挨拶だった。
「うるさい!勝負しろ!!」
目をつり上げて土井を睨む灰色の忍装束の女性
「勝負って…君も懲りないね」
すでに土井はこのくの一と何度も勝負をしている。
「っさい!今日こそ文房具なしで勝負しろ!」
土井は一方的に敵視されているのだ。
キャンキャン吠えるくの一に、土井は静かに目を細めた…
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