dream
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暗闇。
日の光が届かない、深い闇の中に溶け込む艶やかな黒髪が揺れる。
闇間にうっすらと浮かぶのは、女性の白い肌。
くぐもった声と共に響く音は、低い機械音。
女性は捕らわれていた。
四肢の自由が利かず口を塞がれた状態で、肌を露わにし身を震わせていた。
その原因は女性の中心に固定され振動するローター。
無遠慮に、無機質に、それはただひたすらに快感を女性に送り続ける。
縛られた体で僅かに許される範囲内で女性は身を捩り、耐えていた。
彼女はいつからそうされていたのか、荒い息を整えることも出来ず、汗にまみれ上気した肌にはりつき乱れる髪を直すことも出来ない。
「んぅ…っ…、ぅう、…んっん!」
ひくりと喉を上げ体をしならせると、彼女の腰が小刻みに震えた。
直後縛られた膝がガクガクと揺れ、背がしなり、濡れそぼった中心から雫が零れた。
快感から逃げるようにうねる腰。
その様を愉しげに見つめる影があった。
影は震える女性の肌に触れ、笑みを浮かべる。
「気持ちが良さそうだな…少しは素直になったか…?」
暗闇に低く響いたその声は、それだけで甘く彼女の耳朶に届く。
「ふ…ぅっ…、…」
女性は達したばかりでふやけそうな思考の中、抵抗するようにその影を睨みつける。
すると余計に影は愉快そうに笑みを強めた。
「まだそんな目をするか…強情な女だ」
だが、と続けると影の主は女性に詰め寄った。
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