ぐんそーさんっ!

□宣戦布告であります!
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――――北海道 白恋中学校。






宇宙人を倒すため、白恋へ赴いた雷門中サッカー部。





吹雪士郎という新たなストライカーを加え、星の使徒、ジェミニストームを撃破した。









だが、喜んだのも束の間、新たにやって来たエイリア学園、イプシロン。








彼らはまだ脅威は過ぎ去っていない事を告げ、用済みのジェミニストームを追放しようと黒いサッカーボールを蹴る。


















が、



















談・合・坂・SA!!!











ズドォォォォン!!!








『Σっ!!!???』












――――それは、一閃のビームによって阻まれる。








黒いサッカーボールは、突如何かにぶつかり木っ端微塵になった。



あれ、たしかあのボールむちゃくちゃ重くなかったっけ。凄い強度じゃなかったっけ。なんか枯葉の如く散ったんだけど。

















ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロオォォォォォォ!!!!!!












スタッ





『Σえええええええ!!!???;』











奇声と共に、ジェミニストームとイプシロンの間に1人の少女が降り立った……いや、落ちてきた。









唖然とする周り(珍しく、吉良監督も目を丸くしていた)










「ぐんそーさんっ!カッコいいですぅ!!!Vv」



「フッ、宣戦布告には調度いいだろう」



「おいおいかっこよく飛び降りるなよ。オレインドアなんだからよ―」



「加減はした方がいいでござるよ」









その周りにあらたに4人の少年が着地する。








ふと、彼らの纏う制服に既視感を感じる雷門サッカー部。











「なあ、鬼道。あれって帝国学園の制服じゃないか?」











かつて戦った時に見た制服に酷似していた制服を見ながら、元帝国学園の鬼道に問いかける風丸。











そんな風丸に、鬼道は驚きつつ答える。

















「あれは帝国学園特殊科だ……まさか、あの人達が…………」








「き、貴様ら何者だ!?」






暫くフリーズしていたが、ハッと我に返ったデザーム。











「ゲーロゲロゲロ!!!よくぞ聞いてくれたであります!!耳をかっぽじってよく聞くでありますよ!!!」























我々は【元】ガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊"ケロノ小隊"、我輩はケロノ軍曹!!今の肩書きは帝国学園特殊科生であります!!"宇宙人"の人権……いや、ケロン権にかけて、貴君らと敵対を宣言するでありますっ!!!」


「同じく、ギロロ伍長基、赤井ギロロだ」




「タママ二等兵、今は黒金タママですぅ」






「クークック、…………クルル曹長。んで今は黄籏クルル」






「ドロロ兵長、今は薄水ドロロでござるよ」


















「とりあえず、これが最初の宣言であります………一旦退却願うでありまっす!!」










言いながら、ケロノは黒いサッカーボールをイプシロンに向けて蹴る。








自称宇宙人達(ジェミニ除く)は、あれ、それ壊れなかったっけと思いながら、光に包まれ元の基地に戻った(強制送還された)。












残った人々に向けて、ケロノは、にぱっと最上級の笑顔で言う。













「そういう訳で、宜しくお願いするであります!!」











宣戦布告であります!






そういうってどういうだ!





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