フラグクラッシャー(笑)

□後悔先に立たず(前編)
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はてさて。
部活にも漸く慣れて来て、クラスにも少しずつ馴染んできた今日この頃。


「あー、そういえば来週、遠足だったわ」

「「「「『え?』」」」」


この状況を擬音語で表すなら、「ぽかーん」だ。


「っつー事だから先ず班分けな。男女各3人ずつの6人班を作ってくれ。分け方はお前達に任せるわ〜」


入学当日から思っていたことだが、この教師はかなりゆるい気がする。
まぁ、お堅い人よりはマシだけどね。

……なんて考えている内に周りは着々と班を作っているようで、梨緒も急いで辺りを見回しまだ班を作っていないクラスメイトを探していると、ふいに肩を叩かれた。


「梨緒ちゃん、私と班作らない?」

『さつきちゃん!良いの?』

「うん!あとは…」

「桃井さん、高橋さん、まだ空き有る?」


私とさつきちゃんの目の前に現れたのは、学級委員長の朝倉美夏。


『うん。私達はまだ二人だけだよ』

「私も入って良いかな?」

「勿論!ね、梨緒ちゃん」

『うん。じゃああとは男子だけだねー』


それから特にいがみ合うこともなく、私達のクラスは平和的に班分けを終えたのだった。



















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