Love at first sight.


□日常集
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1.ドジ説再び
(本編2〜3話の間のお話)


主→伊吹 詩→詩音 栞→栞 唯→唯衣



栞「わー雨すごー」
唯「雷も鳴ってきてるよー」
主「雨…ぶっ!!」
栞「え、何?伊吹?」
唯「どこに笑えたんだよ。」
主「詩音…かさ……エスカレーター…ぶっ!!」
詩「?エスカレー…ぁ、…ぶっ あはははは!!!」
唯「うわ、秋原ちゃんが壊れた!?」
栞「何?何があったの!?」
唯「伊吹、一体何が「あはははははは!!!」だめだ壊れてる。」
栞「詩音ー何があったのー!?」
詩「ふ…くくっ……え?えーとさ先週も雨降ったでしょ?」
栞「先週って…水曜日のこと?」
詩「そうそう。」
唯「その日って確か雨風が強まってきたから、部活無しで早めに帰らされたよね?それで?」
詩「伊吹がさぁー…ぶっ!!」
唯「うん、落ち着こうか。」
詩「ごめんごめん…えっと、その日31のアイスが31%offでさ、伊吹がダブルのアイス買ったの。」
栞「うんうん。」
詩「それで右手に定期、左手にアイス持ってたから傘を左の手首にかけてたの。」
栞「うんうん?」
唯「…なんとなくオチが分かるんだけど…」
詩「そのままエスカレーターに乗って、そしたら「ぶっ…ははははは…」伊吹うるさい。…そしたら伊吹、傘落としちゃったの。」
栞「…うん。」
唯「…………」
詩「エスカレーターに乗ってる最中に落としたから、そのまま傘が滑っていって…」
栞「……えっ」
唯「…………」
詩「たまたま誰もいなかったからよかったけど、一番下まで落ちていったんだよね…」


と、詩音は話し終えると まだ肩を震わせて笑っている伊吹と一緒に笑いはじめた。

栞「すごい!そんなこと実際にあるんだ!!」
唯「………バカだ!!」

栞と唯衣も笑いだした。







その頃、隣の席の柳は

柳「(…平田の周りは笑い上戸が多いのか…?)」

とノートを開けて考え込んでいた。


柳「(今の話はそんなに面白くないと思うが……そう思うのは俺だけかもしれないな。)」

そう思い、ちょうどA組に(伊吹を見に)きていた幸村に聞いてみることにした。



柳「精い…!?」
幸「……っぷっ…くくく…っ」
柳「…そんなに面白いか?」
幸「え?うん…ふふ、その時の平田さんの様子が目に浮かぶよ。」
柳「確かに、想像できるな。」
幸「だろ?……ああ爆笑している顔もかわいいなぁ。」
柳「…(結局それか)」





――――――――――
結局それです。
これ実話だったりして。
下りのエスカレーターに乗ってた人に笑われました。(こっそりと)

ある雨の日のお話。

……何が書きたかったんだ…
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