Love at first sight.


□日常集
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2.手紙
(本編2〜3話の間のお話)


主→伊吹 唯→唯衣 直→直衛



朝練終了後

幸「柳! 俺、先に行くね!!」
柳「ああ。」
赤「柳先輩!なんで幸村先輩あんなに急いでるんっスか?」
柳「…朝練後に約束をしているからだろう。」
赤「スキップするほど楽しい約束なんスか?」
柳「………本人にとっては、な。」
赤「ふーん?」



2年A組教室

ガラッ
幸「平田さん!!」
主「あ、幸村くん。おつかれー」
幸「ありがとう。」
唯「じゃ、あたしはこれで。」
主「え、え、待ってよ唯衣!!」
唯「やだ。あたしそこまで野暮じゃない。」
主「いぼ?」
スパーン!!
主「ったー!!?」
唯「幸村くん、後はよろしくね。…いろいろ頑張って。」
幸「!…ふふ、ありがとう。」


唯衣は(伊吹の頭を叩いたときに使った)丸めたノートを幸村に渡すと、小さく微笑んで教室から出ていった。


幸「(気が合いそうだな…またなにか協力してもらおうかな。)」
主「…幸村くん?」
幸「ああ、遅くなってごめんね。」
主「そんなそんな!ありがとう!!…えっと、早速教えてもらってもいいかな?」
幸「うん。どの問題?」
主「この最後の問題なんだけど…」


そう。
幸村の朝練後の約束とは、伊吹に宿題を教えることだった。
(宿題をするために早く学校にきた伊吹と、朝練前にたまたま会って無理矢理約束した)


幸「この問題か…俺、昨日当てられたな〜…」
主「えっ難しかった!?」
幸「そうだな…少し難しかったよ。」
主「うわ…」
キーンコーンカーンコーン
主「わっ!!数学1限目なのにっ!!」
幸「ノート貸そうか?」
主「いいの?」
幸「もちろん。…はい!」
主「ありがとー!!」


ノートを手に持って笑う伊吹を見ながら、幸村は更に笑顔になった。
幸「(これでノートを返しに来たときに、また話せるな。)」
…こんなことを考えながら。



1限目(数学)終了後
2年C組教室前

主「あれ…直衛〜幸村くんいない?」
直「おらんけど。あーあれだ、あれ。」
主「あれって何?」
直「E組の真田のところじゃね?」
主「さなだ?テニス部の?」
直「多分。なんか先生に言われてたけど。」
主「な〜る〜…」
(はやく返した方がいいよね…うーん…あれしかないか。)

伊吹は一旦教室に戻り、ある物をノートに挟んで幸村の机の上に置いた。



2年C組教室

幸村がE組から帰ると、伊吹に貸したはずのノートが机の上に置いてあった。


幸「(もう返しに来てたのか…平田さんと話すチャンスだったのに、真田のやつ…)」


と思いながらノートを手に取ると、中から紙が落ちてきた。

そこには
『幸村くんへ
 ノートありがとう!
 助かりました\(^^)/
  伊吹より』
と書かれていた。


幸村は少し驚いた表情をしたあと、微笑んだ。



昼休み
2年A組教室

主「幸村くんノートありがとう!」
幸「どういたしまして、手紙読んだよ。」
主「あ、あれ捨てといてね?」
幸「ふふ…捨てないよ。」
主「えー?」

幸「(平田さんが俺に書いてくれた手紙なんだし。)」
主「(幸村くんってほんと優しいなぁ…)」





――――――――――
幸村が伊吹ぞっこんだ(゚□゚)
いや、そーゆー設定だけど。

何が書きたいのかまじでわかんない。

なんで数学?
数学の授業中に思いついたから!!
勉強しろよって感じですな!!
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