本
□誘感コレクション
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「キス、してよ」
薄暗い部屋に響く、甘美な誘惑の声を発する唇に、触れるだけのキスをする。
「こんなキスじゃ、あたしは満足しないわよ?」
彼女の甘い声が不服そうに囁いた。
その言葉に躊躇いがちに舌を絡め、熱をもった秘部に手を伸ばす。
「本当にいいのかよ?」
「いいの」
如何わしいホテルに来て尚、確認してしまう自分が情けない。
躊躇は許さないとでも言わんばかりに、彼女が深く舌を絡めてくる。
その行為に、理性が崩れる。
本能に呑まれ、彼女の蜜を指に絡める。
指が動く度に、舌が這う度に、彼女が乱れ咲く。