本棚

□小さな愛
3ページ/4ページ

 ツナの家に来た獄寺と山本はツナの部屋に集っていた。もちろん夏休みの宿題をするために部屋にいるのだが…。
「がはははっ!!ランボさんは無敵だもんね〜!!」
ツナの家に住み着いているランボとイーピンが三人の座っている周りを追いかけっこをしながら遊んでいた。
「もう、二人共部屋の外で遊びなよ」
「あはは、元気がいいな?」
「ち、アホ牛が…」
 獄寺がイライラしながら宿題を解いているとランボが近づいてきた。
「あららん?アホって言うほうがアホなんじゃない?」
と、クスクス笑っていると獄寺はランボの尻尾をつかみあげ、窓を開けるとー。
「永遠に消え失せろぉっっっっっっ!!!!」
「ぴきゃあぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
 ランボは遥か遠くへと消え、獄寺は窓を閉めるとまた自分の場所へと座った。
「さ、10代目!静かになった所で勉強の続きをしましょう?」
「う、うん。そうだね……あ」
 ツナは獄寺の言葉に気を取り直して勉強をし始めようとしたが、先ほど雲雀から預かった紙袋を鞄から出した。
「これ、リボーンに渡さないといけないんだ」
「それ、雲雀から預かったやつだろ?中身はなんだろうな?」
 山本は紙袋を見ながら指を指した。
「やっぱり山本も気になる?俺もさっきから気になっていて……でも、リボーンや雲雀さんに怒られるのは嫌だから見ないけどね?」
「俺がなんだ?ツナ?」
 後ろからいつも聞きなれてる声が聞こえ、ツナは勢い良く振り向くと目を丸くさせた。
「リボーン!いつからいたんだよ?」
「さっきからいたぞ?雲雀から例の物を預かって来たんだろう?」
「あぁ、これね」
 ツナは紙袋をリボーンに渡すと、リボーンはすぐに中身を確認すると袋に入っていたものを床の上に散乱させた。
「え、これって…死ぬ気弾?」
「そうだぞ。しかもレアな死ぬ気弾だ」
「レア?」
 ツナは首を傾けると、リボーンは銃を出してきてその弾を詰めた。
「ツナ、これはお前専用の弾だ。死んでこい」
「え?」
 俺はリボーンの一言と共に死ぬ気弾を打たれて床に倒れた。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ