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□それは恋?3
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2時間ぐらい経ってから10代目の宿題が終わり、俺達はゲームをしようと机をずらしてテレビの前に並んで座った。
「獄寺君、見て見て!」
「あ、それ前に10代目が欲しいって言ってた奴ですね♪」
「うん、今日はこれをやろうと思って持ってきたんだ♪」
10代目はP○2にディスクをセットすると、コントローラーを持ってゲームに集中し始めた。俺はそんな10代目を鼻の下を伸ばしながら見ていると、頭にクッションが当たり床に転がった。
「!?」
俺はクッションを手に取ると、ソファに居るツナを見た。ツナはさっきよりも凄い目つきで俺を見ていた。尻尾は俺に怒られるのではという気持ちがあったのか物凄く逆立っていて、耳もピンッと立てて俺を威嚇していた。
「?」
俺は何でツナが機嫌を悪くしているのか分からずあまり気にしないでまたテレビに目線を戻した。
「獄寺君ここ何だけどさ〜、このボスどうやったら倒せるかな?」
「そうですね、こうやったらどうですか?」
俺は10代目の手ごとコントローラーを握ると、テレビの中のゲームを操作し始めた。
すると、突然―。

バシッ!

「いてっ!」
「獄寺君!?」
俺の頭に当たった物は10代目の教科書で、俺はそれを拾うとツナを睨み付けた。ツナは相変わらず睨んだ目つきのまま俺を見てきた。俺はさっきからツナの行動にイライラしていたが、10代目の質問に俺は気持ちを落ち着かして答えた。
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