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□Lob Erotic
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割れ物を石鹸をつけたブラシで洗って濯いで拭いて、を繰り返し、残りはわずか。
獄寺は首を回してリラックスし、気力を振り絞る。

綱吉は「オレがやりますよ」の言葉に甘えて。向かいの机でいつの間にか突っ伏して眠っていた。

そうして5時半頃。
ようやく全て洗い終わり、獄寺は大きく伸びをする。

「ふぅ…終了っと」

すやすやと寝息を立てる綱吉をそっと揺すって起こしてやる。

「10代目…10代目」
「ん〜…ふぁ、ごめん…寝てた…」
「気持ちよさそうでしたよ」

優しく頭を撫でてやると、綱吉は目を細めてゆっくり体を起こす。
獄寺はそんな彼女を後ろから抱き締めた。

「ごくでらくん…?」
「こないだの小テスト、実験器具名を答える問題で…10代目、落ち込んでましたよね」
「う、うん…次のテスト不安…」

指摘されて少し落ち込む綱吉に、獄寺がこっそりと提案したのは。

「ついでです。今覚えちゃいますか?」
「今?」
「はい。下校までまだ時間もありますし」
「んー…うん。そうする」

「獄寺君と一緒に居たいし」と、へらっ、と笑って獄寺を見た。

「じゃあ、間違えたら罰ゲームってことで」
「えぇ?!ん、んー…わかった。頑張る」
「わかりました」

こうして、二人きりの特別授業が始まった。


 
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