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□Lob Erotic
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「これは何ですか?」
「ビーカー」
「正解です。こっちは?」
「えっと、試験管」
このようなやり取りをして数分後。
綱吉が初めてつまづいた。
「あ、それね…えーっと…んん〜〜…」
「…………」
数秒間待ったが回答が出ない。
「残念。時間切れです」
「あ〜あ〜、ちぇっ」
「はは…というわけで。罰ゲームです、10代目」
「あ、忘れてた…何したらいいの?」
言い終わる前に、綱吉は理科室の黒く大きな台の上に仰向けに転がされた。
「え、あの…獄寺君…?」
「いい声で鳴いてくださいね♪」
「!!だ、ダメダメダメ!!!いくらなんでもここではダ…っん…」
激しく拒否する綱吉に、獄寺は突然深く口付ける。
「ふ…うぅぅ…は、はぁっ…」
「は…っ…今更“イヤ”は効かないですよ……って、もうその気じゃないスか♪」
「だ…ダメだってば…ね?帰ろ?」
「それはダメです♪」
満面の笑みを綱吉に向け、彼女の胸に手を置くと。それだけで綱吉はピクリと身体を震わせた。
「今日は逃がしませんよ…沢田さん…」
「もぉぉ…ダメだってば…あぁんっ」
身を捩って抵抗するも、獄寺には何の苦にもならない。そのまま組み敷いて綱吉の胸を触り続ける。
「ぅ…んっ…あ…」
「そのまま声は控えめで…。じゃないと、貴女だとバレてしまいますから」
「っ…なら帰ろうよっ…」
「嫌です♪」