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□どきどき☆タイムスリップ
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しかし、5分経った今、困ったことに元いた時代に戻る気配がしない。
またあの牛、遊んでる最中に壊しやがったか。苛々した頭で考える。

「……折角のデートが…」

台無しにされた件と、ひょっとしたら24歳になった自分がデートを楽しんでいるかと思うと悔しくて仕方のない件。両方の恨みを込めて、

「あのアホ牛、絶対許さねー…!帰ったら100発殴った上に新開発したボムの餌食にしてやる…!」

物騒なことを呟く獄寺。

そこで。

−ガチャリ−

とドアノブの回る音がした。

獄寺の警戒心が一気に高まる。
どこに収めているのか見当もつかないダイナマイトを数本持ち出し、彼はドアに向かって身構えた。

現れたのは……。

「あ、れ…?」
「…………じゅ、だいめ…?」
「やっぱり!」

大量に抱え込んでいた書類を柔らかい絨毯の上に放り投げた彼女は、彼に駆け寄り、力一杯抱き締めた。

「10年前の隼人!懐かしいし、可愛い〜〜〜っ♪」
「え、ちょ、待っ…!!」


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