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□痴漢ごっこ
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満員電車の中、ツナは一人頭を混乱させていた。その原因は誰かが自分の下半身を触っているからだった。
「っ……っ…ん」
ツナは獄寺の服を掴みながら誰かに尻を触られている事に耐えていた。

サワサワ……モミモミ…

その手は触る事をやめる所か強弱をつけながらお尻を揉んできた。
(どうしよう…手を払いたいけど…怖くて払えないよ〜…助けて、獄寺君)
「10代目、何を震えてるんですか?」
獄寺はツナの耳元で小さくそう囁いた。
「獄寺君…俺、誰かにお尻…触られてるの〜…」
ツナは少し目を潤ませながら獄寺を見上げると獄寺はにっこり笑みを見せていた。当然ツナは何で獄寺が笑顔なのか理解が出来ずただ獄寺を見ていた。
「10代目よく見てくださいよ?俺ですよ?触っているの?」
「ふえ?」
ツナは恐る恐る後ろを見ると確かにツナのお尻には獄寺の両手があった。
「〜っ、こんな場所で何しているのさっ…」
「いや〜、10代目抱きしめてたらムラムラしてきて…」
「やだっ、獄寺君、変態っ」
ツナと獄寺は小声で会話していると、獄寺はまたツナのお尻を揉むように触り始めた。

ムニムニッ…

「あ、獄寺君、駄目だってばっ」
「10代目こそ感じてるのでは?」
「感じてなんか…っ」
ツナは顔を振りながら否定していたが、獄寺は後ろからツナの秘部に触れてみた。そこは微かであるが湿っている感覚があった。
「10代目は嘘つきですね」
「〜っ!」
「ねぇ…10代目、最近俺、貴女に触れていなくて限界なんです。我慢できないです。このまま貴女に触れさせてください」
獄寺はそうツナの耳元で囁くと耳を軽く甘噛みした。
「っん!」
ツナはその刺激に体を大きく震わしてた。
「でも、周りにバレちゃうから…」
「大丈夫です。声だけ10代目我慢してくださいね?」
獄寺がそういうとツナは目をトロンとさせながら小さく頷いた。
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