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□aquarium
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「わぁ〜、綺麗〜♪」
大きな水槽の前で沢田綱吉、通称ツナが泳いでいる魚達の動きに合わせるように目で追いながらガラスにへばりついていた。
「獄寺君、ほらあそこにカメがいるよ♪」
ツナはすぐ隣にいる獄寺隼人に目線を送ると、獄寺はそんなツナに優しい目でー。
「本当ですね」
と、答えた。


【aquarium】


ツナ達がいる所は、並盛の町から電車で1時間ほどの所にある水族館にいた。
久しぶりの休日に二人はデートをする事になり、選んだ場所は水族館になった。
「あ、獄寺君、もうすぐイルカショーの時間だよ♪見に行こう♪」
「はい!」
(今日の10代目、キラキラしていて可愛い)
いつもは内気で恥ずかしがり屋なツナは水族館に来てテンションが上がっているのか、ツナの可愛さにデレデレな獄寺の手を自ら取るとイルカショーの会場へと向かった。

******
会場に着くと、二人は良く見える席に座りパンフレットを開きながら次に周る場所を決めていた。
「これ見たらペンギン見に行きたいな♪あ、あとラッコもみたい♪」
「いいですよ?10代目の好きな場所に行きましょう?」
ツナの喜んでいる顔を見て、獄寺は来て良かったと思っていた。
イルカショーが始まると、ツナ達以外のお客も歓声を上げて会場は凄く盛り上がった。
「わあっ、凄いジャンプ♪」
「本当に凄いですね」
ツナだけではなく、獄寺もイルカの迫力や芸に驚きながらも二人の顔からは笑顔が耐えなかった。
******
「イルカショー、面白かったね♪」
「はい、特にジャンプの場面が凄かったですね♪」
ツナと獄寺はイルカショーの会場を後にするとペンギンのいる場所へと向かっていた。すると突然獄寺がー。
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