籠球 dream
□第1話
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『ふっふーん。 バスケットしてる姿ってかっこいーよねー!』
そう言いながら体育館の二階の廊下を歩きながら手に持った一眼レフでその姿を写していく。
『うわぁ。 なにあの水色の子。かわいー!!』
一眼レフから目を話して直視をする。
『あれ? いな… あ、いた。』
一眼レフを手から完全に離し首にぶら下げる。その手を手すりに掴み前のめりになり相手を凝視する。
『すごーい。あの子、なんて名前なんだろう…?』
また一眼レフに手をかけ水色の男の子を探して写真をとる。
『速く現像しよう!!』
そう呟きながらスキップでその場を後にした。