オリジナル

□テニス部員はが多い?!
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…マジかよ…
俺まだ満足してないんだけどなぁ…

…まぁしょうがないか…


お預けを食らうような形になってしまったため、一人物思いにふける。

俺なんかあいつに変な感じが…なんか…なんて言うんだ?
なんかあいつは今までのやつと違って…
最中もなんか大切にしてたし…なんでだ?


様々な可能性を考え、否定し、最終的に辿り着いた結論。

…俺は陽太のことが好きなんじゃないか。


あいつは最初から俺に好意を持って接してた。

…いつも落とす側にいる俺は…

本当は思われたかったんじゃないか…

自分が行動を起こして…ではなくあいてから起こしてもらうことを…

期待して…?


…俺はなんかそう言うタイプじゃないけど…なんかそれが一番自分の中でしっくりくる考えだった。


…そうか、俺は陽太が好きなんだ…。


なんてことを考えていると陽太が目を覚ました。

「…おはよう」
「…おはよう」
「なぁ、お前にしてなかった返事だけど」
「?……!あぁ」
「付き合おう」
「…え?」
「陽太が好きだ。」
「…せんぱ…じゃなかった…浩輝…俺も好きだ。」
嬉しそうに笑う陽太。
「でもなんで急にOK?」
「…」
んなこと言えるか!!とも考えたが…
しょうがない…

ひとしきり説明をしてやるとまた陽太は嬉しそうに笑うのだった。
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