黒子のバスケ

□雨の、
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「散歩に行きましょう」

普段、黒子にそう言われれば二つ返事でOKするだろうが…

「…二号の…だろ?」
「はい。」
「……………」
「…駄目…ですか?」
二号の散歩にいかないといけないんですけど、火神くんとも居たいんですよ。

覗きこむようにそう言う黒子。

目に手を当て、壁に寄りかかる。

「…卑怯だ…。」
「どうかしましたか?」
「…いや…なんでもない…、わかった。行くか。」

黒子の不安そうな顔が小さな笑みに変わる。

…だからそれが卑怯なんだよ!!
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