短編

□試合終了
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誠凛の火神がダンク。



点が入った瞬間、ブザービートがなる。



隣に居るさつきちゃんが泣いている。



それは、嬉し泣き?悔し泣き?



両方だと思うな。



口を手で覆うさつきちゃんを抱き締める。



監督はふぅっと息を吐いた。



大輝はスコアを見て、佇む。



敗北。



あたしは心が痛んだ。



「整列!」



審判の掛け声が聞こえた。



急にフラッとバランスを崩して倒れそうになった誠凛のテツ。



それを支えた光、火神。



大輝と何かを喋ってる。



何かを話したあと、昔のように、テツと大輝は拳を合わせた。
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