短編
□試合終了
1ページ/3ページ
誠凛の火神がダンク。
点が入った瞬間、ブザービートがなる。
隣に居るさつきちゃんが泣いている。
それは、嬉し泣き?悔し泣き?
両方だと思うな。
口を手で覆うさつきちゃんを抱き締める。
監督はふぅっと息を吐いた。
大輝はスコアを見て、佇む。
敗北。
あたしは心が痛んだ。
「整列!」
審判の掛け声が聞こえた。
急にフラッとバランスを崩して倒れそうになった誠凛のテツ。
それを支えた光、火神。
大輝と何かを喋ってる。
何かを話したあと、昔のように、テツと大輝は拳を合わせた。