短編
□バスケと私
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私と〇〇どっちが大事なの?
カレカノの喧嘩でよくあること。
時々私も思う。
私の彼氏、トビもバスケが大好きでいつもバスケ。
彼女としてすごく良い風にしてもらってる。
だけど、いつもバスケ。
「少し、嫉妬するよね。」
「え…」
ストップウォッチを持っていたナオちゃんが私の顔を見た。
あ、口に出てたみたい。
私は苦笑い。
「ど、どうしたの!?
もしかして、トビ君なにかしたの!?」
心配してくれたナオちゃん。
ありがとー、ナオちゃん大好き。
「はは、そんなんじゃないよ〜」
トビは別にいつも通り。
いつも通り、バスケをしている。
器用に股の下にボールを潜り込ませて、私にはわからないくらいの技術でゴールを決める。
すごく、カッコいい。
「…いつも通り、夢中になってる…」
、