BLEACH
□第5章
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空の過去を知った次の日
日番谷冬獅郎が執務室へと向かう
いつもと変わらない風景
机と椅子とソファーと棚がある執務室
松本はいつもギリギリの時間にやってくる
1人の執務室
机の上には書類が山積みになっている
その書類を手っ取り早く片付けるために早々に椅子に座る
すると机の上に書類と混ざって見慣れないものが置いてある
それは封筒のようなものだった
そしてそれには『脱隊届』と書かれていた
そしてその封筒の後ろには玉海空の名前があった
封筒を手にし、動かないでいると執務室の扉が開かれた
「おはようございま〜す」
眠そうな目をこすりながら、松本乱菊が入ってきた
「・・・・何かあったんですか?」
日番谷の出すオーラを感じ取り、たずねる
「・・・・玉海が・・・こんなもの置いていきやがった」
そう言い、松本に封筒を見せる
その瞬間に松本の顔色は変わった
「隊長・・・!」
「ああ、玉海を探しに行くぞ・・・」
脱退届を懐にしまい、早々と執務室を後にする2人
「くっそ・・・あいつどこにいやがんだ・・・・」
きょろきょろと辺りを見渡しながら走り回る
霊圧を探ってみるが、空らしき霊圧はまだ見当たらない
こぶしをきつく握り締め、唇を強く噛む
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