BLEACH

□第3章
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卯ノ花隊長の後ろを着いて歩いていく
お互い無言で



しばらく歩くと大きい扉が見えた
この中で・・・隊首会が・・・





「入りますよ、玉海三席」

一度俺の方を振り返ったかと思えば短く一言だけ言った


「四番隊隊長卯ノ花烈 玉海三席を連れてきました」



中から何か声が聞こえたかと思えば卯ノ花隊長が扉を開ける


意を決して中に入ってみれば全隊長がそろっていた
隊長の威圧感はすさまじい



卯ノ花隊長は所定の場所へと行った





俺はその場に膝をついて誰かが発する言葉を待った




「玉海三席、体調はもう大丈夫なのかい?」

沈黙を破ったのは八番隊隊長の京楽春水
穏やかな笑顔が俺の緊張を少しだけ和らげてくれた


「はい、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」




そう発したその時、総隊長の重い口が開かれた


「病み上がりに悪いが、率直に聞く お前とあの侵入者は本当に兄弟なのか?」


いきなりそこを聞くかよとか思ったが、変に黙るとそれだけ答えにくくなる


「はい、あの侵入者とは・・・兄弟です」

「ふむ、じゃがあの様子を見ると不仲のようじゃな 何があった?」

「そ・・・それは・・・     」


空は少し返答に困っていた
こんな大勢な隊長の前で少し緊張している上、自分の過去話をするのだ






「こ、こんな大勢の前で話すのは勇気がいるだろう それに病み上がりだしまだ本調子じゃないだろ」

浮竹隊長が助け船を出してくれた


「どうでしょう、ここは彼の隊の十番隊の隊長が聞き、それを日番谷隊長が報告する、というのは」


まさか自分の名前が出るとは思っていなかった日番谷は驚きの表情を浮かべた



「ふむ・・それもそうじゃな、日番谷隊長?それでもよいか?」


「え、ああはい 俺は全然かまいませんけど」









こうして空は十番隊へ戻ってくることが出来た


本来は隔離 というのもありえるのだが悠と空の会話を聞いていると繋がっている様子もなく、何より今までの空の信頼感がこういう結果を導き出したのだ
















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