BLEACH

□第4章
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家に帰ると誰もいなかった
ただ家の中は真っ暗で、人の気配すらなかった



俺は少し嫌な予感がした
この予感・・・なんだ



とりあえず俺は仲間のとこに行く事にした
いつも遊んでたいわば秘密基地みたいなところ


そこへ行けば兄貴にも会えると思ってた



走って走って、流魄街のみんなが俺を不思議な目で振り返る
死覇装を着た死神が走ってる姿なんて珍しいだろうな




それでようやく着いた俺らの場所



そこは俺がいない2年間で変わり果てていた
森の中に作った場所
ここなら誰にも見つからない、と背の高い草を壁みたいにして作った場所




そこには血が飛び散り、荒れていた




「なん・・・だよ・・・これ・・・」


呆然とし、そこから動けなかった
すると奥から物音が聞こえた
俺は咄嗟に刀に手をかけた





「・・・・・・空じゃん!」


奥から出てきた人影
顔が暗くてよく見えなかった
けど相手は俺を見た瞬間、明るい声で俺の名前呼んだ




そう、俺の兄貴







「あ、兄貴 ひさしぶ・・・・・兄貴?」








俺が見た兄貴は、血だらけだった
自分の血じゃない 誰かの血がついているようだった


「空ぁ・・・あのね、みんな僕たちの敵だったよ・・・」




すっと横にずれた悠
悠の後ろに見えた 誰か倒れている
1人どころじゃない・・・数人・・・




「兄貴・・・お前・・・!」

「兄貴に向かってお前はないだろー(笑)」



俺は兄貴のもとに行き、兄貴を横に押しやった




兄貴の後ろにいたのは、仲間たちの無残な姿と母さんの・・・






「ねえ、兄貴・・・これは?」

「いやね、こいつら俺に一々反抗してくるからね、むかついたからやっちゃった」


ははっと笑いながら言う



「お前・・・何したか分かってんのか・・・?」


「何?お前も俺の意見に反発するわけ?」

「お前がしたいことってなんだよ」

「俺はね、この世界を乗っ取る その為にはお前が必要だ 空」

「は?何言ってんの?」

「俺には死神の力がない、だからお前にやってほしいんだ、俺はお前の世界の奴はやれない」


「は?そんなの嫌だよ、てかなんで兄貴がこんなことになったんだよ!」

「2年もあればいろいろ変わるさ・・・」

「・・・兄貴、兄貴、もう駄目だな俺たち、兄貴がそうなるなんて・・・っ信じてたのに・・・!」

「お前が見てた世界は所詮表の世界だよ」

「兄貴、俺はお前と戦う お前はこの世界にとって・・・いてはならない存在だ」















その言葉を聞くと、あいつは不気味な笑みを浮かべ、そのまま森の奥へ消えた
















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