マギ

□眠い時は寝てください
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「……マスルールー…ねむい……」

そろそろ寝ようかと思い始めた頃、目を擦りながらふらふらとこちらへやって来る人物。

「先輩…眠いなら早く寝てくださいって言いましたよね」

「…んー……」

ダメだ、この人全然聞いてない。

俺は溜め息一つついて、先輩を保護するべく立ち上がる。
本気で眠いのか肩に寄り掛かってくる。

先輩を先にベッドに寝かせ、灯りを消してから自分も布団に潜り込めばすぐさま擦り寄ってくる体。

それさえも可愛いと思えてしまうのはもはや病気なのかもしれないけれど。

抱き締めながら眠るのはもう毎日の事になっているが、それでもこの瞬間は好き。

先輩と居るだけで落ち着く。
…なんて絶対本人には言ってやらないけれど。

こんな毎日がずっと続けばいいと思う。




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