デートアライブ〜守る為に俺は転生した〜
□六話めっ!
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精霊が居なくなってすぐに浮遊感がきた。多分、フラナクシスに転送されたんだろう。その証拠に見たことのないメカメカしいところにいるからな。
【フラナクシス内部】
「あぁ、居たな」
一応聞いておくべきか
「此処は、何所だ?それと貴女は誰ですか?」
「最初の質問の答えはここはフラナクシスだ。そして、私はフラナクシスの解析管をやってる村雨令音だよ。そのくらいかな、聞きたいことは。まぁついてきたまえ、君に紹介したい人がいる。他に聞きたいことがあるなら詳しい話はその人に聞くといい。どうも私は説明下手でね。」
そう言うと令音は今いる部屋の出口と思しき方向に向かってふらふらと歩みを進めていた。が、、すぐに足をもつれさせると、ガン!と音を立てて頭を壁に打ち付けた。
「大丈夫かっ!」
「.......むぅ。....済まない、最近少し寝不足なんだ」
倒れはしなかったが、痛いらしく令音は壁にもたれかかるようにしながらうめく
「どのくらいですか?」
俺が問うと令音は考えを巡らせるような仕草を見せてから、指を三本立ててきた
「三日ですか。それは眠くなるな」
「....三十年、かな?」
「桁が違う!」
俺は三週間くらいなら覚悟はしていたがさすがに予想外だった。というか明らかに、彼女の外見年齢を超えている
「まぁ、最後に睡眠をとった日が思い出せないのは本当だ。どうも不眠症でね」
「そーなのかー」
「.....失礼、薬の時間だ」
と令音は突然懐を探り錠剤が入ったピルケースを取出しケースを開け中に入っていた錠剤をラッパ飲みの要領で一気に口の中に放り込んだ
「何て量を飲んでいるんです!それ全部睡眠導入剤ですよね!死にますよ!」
「....なんだね、騒々しい。全部睡眠導入剤だが」
「アンタは死にたいのか!それはラムネじゃないんだぞ!」
「.....いまいち効きが悪くてな。なぜ君はそこまで怒っているんだ」
「もう俺の目の前で誰も死んでほしくないんだよ!」
「そうか、それは済まなかった....。とにかくこっちだついてきたまえ」
令音は空っぽになったピルケースを懐にしまい、また危なっかしい足取りで歩みを進め、部屋を出た
その後を俺はついて行った
さっきまでいた部屋から近いのか、すぐについたらしい。
「.....ここだ」
通路の突き当たり、横にある小さな電子パネルが付いた扉の前で足を止め、令音が言った。次の瞬間電子パネルが軽快な音を立てて滑らかに扉がスライドする。
俺は軽快な音がすると同時に能力を使用した。
「...さ、入りたまえ」
(やっぱり戦艦に近いですね。戦艦に必要そうな設備は全てついていそうですし。まぁ、私は戦艦の設備はよく知りませんけど。)
「....連れてきたよ」
「ご苦労様です。ってその人は誰ですか?」
「...誰って指令の兄じゃないか」
「今、令音さんの後ろにいるの女性なんですが...」
「そんな訳があるまい。本当に女性だ。なら、指令の兄はどこに行ったんだ?」
令音さんとかが女性の事を言っているがこの女性が護だ。境界を操る程度の能力を使って男から女になっただけである。容姿は真剣で私に恋しなさいSの松永燕の髪が伸びた感じである
「まぁ、それで君は誰だ?」
「私は、松永紫です。護さんの代わりに来ました。」
男性のほうが聞いてきた
「では、護さんは何所にいるんですか。」
「知りませんわ。私に任すと言ってどこかに行ってしまいましたもの」
「どうします?指令」
「帰って貰いなさい」
「そうですか。転送して返しますね」
「ふふふふふふふふふ」
「何が面白いのかしら?」
「気づかないんだな、琴理」
「なんで貴女が私の名前を知っているのかしら?」
「だって私が琴理の兄なんだからな」
と言いながら能力で女から男に戻した
「何ですって!護は男にも女にもなれるの!しかも女になった時に胸が私よりもあるし!腹が立つわ!」
「そんなのは置いといて。ここで何してんでだ、琴理?」