記念話&短編

□記念話1
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【自宅リビング】

「よし、旅をしよう!」
「どうしたの、急に?」
「いや、なんとなく行きたくなったんだ」
「それで何所に行こうとしてるの、お兄ちゃん?」

「せっかくこんな能力持っているんだから、違う世界に行こうかと」
「そう、なら。私も連れて行きなさい!!」
「断る!!それと、艦長モードになってるぞ。じゃあ、行ってくるから!」
「待ちなさい!!私も連れて行きなさいよ!!」
「土産は買ってきてやるよ」
「それもいるけど、連れてけ!」

嫌なこった

【違う世界の廃ビル】

「ん?」
「どうしたの姉さん?」
「いや、変態橋とこの河原で急に気配が出たんだ何もなかったのに」
「ふーん、それで?」
「いや、それほどの気の使い手だからだれか確かめに行かないとな」
「それだけじゃないでしょ、唯々死合したいんでしょ?」

「ああ、そうだが」
「怒られるよ、鉄心さんに」
「それでも闘いたいんだ!」
「まぁ、それでいいんならいいけど」
「よし!じゃあ皆行くぞ」
「こらほどの気の使い手なら会ってみたいですし」

「そうね。でも、釈迦堂さんかも」
「それは違うぞワン子。釈迦堂さんの気はもっと禍々しいからな」
「じゃあ、誰なんだ」
「それが解らないから、確かめに行くんじゃないか」
「その相手が遠くに行くだろうから速く行こうぜ」
「そうだな」

【変態橋の河原】

「能力で世界を越えたから疲れたな。少し休むか、寝るほどじゃないけど」
「見つけた!アンタだな。私と闘え!」
「嫌だよ。なんでアンタと闘わくちゃならないんだ?」
「いいじゃないか〜。闘えよ〜」
「そこの人達、見てないで助けてくれ」
「その状態の、モモ先輩はしつこいから諦めて」
「はぁ、しょうがない闘うしかないのか」
「お、闘ってくれるのか?」

面倒だがな

「それで、お前たちの名前は?」
「私は、川神百代だ」
「私は、川神一子よ」
「私は、クリスティアーネ・フリードリヒだ」
「私は、椎名京。大和の彼女です」
「違う!初対面の人に嘘を吐くんな!俺は、直江大和。よろしく」
「俺様は島津岳人だ」
「僕は、師岡卓也だよ。よろしくね」
「俺は、風間翔一だ!よろしくな!」
「私は、黛由紀江です。よろしくお願いします。」

ということはだ、適当にスキマで来たがここは、真剣で私に恋しなさいの世界ということか。
面倒な世界に来てしまったな。観光に来ただけなのにな。土産何にしよう。

「それで、お前の名前は?」
「俺は、五河護だよろしくな。」
「それで護は、何しにここに来たんだ?」
「観光に来たんだが、疲れて(能力で世界を超えた所為で)から休もうとしたら、そこにお前たちが来たんだよ。挙句の果てに、百代さんは闘えとか言ってくるしな」
「それは済まなかった。それと百代でいい。まぁ、それは置いといて何所で闘う?」
「此処でいいだろ」
「でも結界がないと周りに被害が出るしな」

なんだその程度の事か

「それなら、任せてくれ。」
「一子さん、この札を周囲に置いて札より外に出てくれ。百代以外もな」
「「「「「「「「分かった(りました)」」」」」」」」

-数分後

「全員外に出たぜ」
「ありがと。それで、一子さん円い結界をイメージしてそこの札に触れてくれ」
「分かったわ。それと私はワン子でいいわ。」

そうして、一子は札に触れた
-触れた瞬間、虹色の壁が出来上がった

「なにこれ!」
「これが結界だよ。さぁ、百代」
「すごいな、これかなり堅いな。」
「訓練用戦闘用なんだから当たり前だよ。」
「ルールは、どちらかが気絶もしくは戦闘不能になるまでだ。いいな?」
「ああ、いいよ。時間もそんなにないし始めよう。」
「ああ、なら往くぞ!」

こうして、戦闘は始まった

「始めから飛ばしていくぞ!『川神流・無双正拳突き』」
「危ないな!」

百代が札に触れた瞬間に百代は吹き飛んだ

「なんだそれは、触れた瞬間に私が吹き飛んだのだが?」
「これは、『霊撃札』って言って触れた相手が吹き飛ぶ代物だよ。ダメージはないけど。」
「それは、俄然面白くなってきた!」
「そうならこれはどう!『夢想封印』!」

俺がそういうと、俺の周りに光の球体ができ百代に向かって行った。

「チィ、追尾か!なら、『川神流・かわかみ波』」

俺の攻撃は全て落とされた

「今度はこっちの番だ!『川神流・星砕き』」
「これは、さすがに躱し切れない!『四重結界』」

結界に百代の技が当たり、辺りに煙が立ち込めている

「これなら能力を見られずに済む、『飛光虫ネスト』」
「場所は、解っているから無駄だ!攻撃するなら残っている結界を解かないといけないからな!ぐっ!何所から攻撃してきた!動いてないのに!」
「教えるわけがないだろっ!」
「そうだな、だが私は『瞬間回復』があるからな!この煙を先に晴らす!」

そういい、百代は煙を晴らした

「あぁあ、ばれちゃったよ。俺の能力が」
「眼が沢山あって気持ちが悪いぞ、これ」

そんなこと言ったって仕様だからしょうがない。紫がこの仕様なのだから

「気にしないでくれ。なぁ、百代もう疲れたから最後にしないか?」
「ええ〜、まだ闘いたいぞ!」
「なら俺は、帰るぞ」
「解ったよ。最後に大技で終わらそうじゃないか?」
「そのつもりだ。」
「なら往くぞ」
「あぁ」

そうして俺は、手の前に八卦の陣を描いた
百代は、気を集めた

「『ファイナルマスタースパーク』」「『川神流奥義・星殺し』」

そして、同時に放った。ぶつかり合った両方の光線は初めは拮抗していたが次第に俺が押して行った。最後には、百代を飲み込んだ

「私の負けか.......」ドサッ
「結構危なかったな」
「「「「「「「「モモ先輩(姉さん)が負けた」」」」」」」」
「気絶までやったけど起きるのか?」しれっ
「しれっとすることじゃないぞお前!武神と呼ばれている人に勝ったんだから!それは大丈夫、すぐ起きるよ姉さんは」
「酷いじゃないか、弟よ。まぁ、すぐ起きるがな」
「お、もう大丈夫なのか」
「あぁ、もう大丈夫だ。それにしてもショックだな、自分でふかっけておいて負けるなんてな。慰めくれ、弟よ」
「ならよかった。さてと、俺は観光して帰るぜ。じゃあな。」
「「「「「「「「「じゃあな」」」」」」」」」

こうして俺が住む世界に帰ったのであった。川神水と川神野菜を持って。
だが帰ったら琴理になんで連れて行ってくれなかったと怒られた。まことに理不尽である。

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