真剣恋に転生者がINしたら! S版

□計画と転入生 1-4
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「お?なんか行儀よさそうな奴がいっぱい出てきたぞ」
「あれは高名なウィー〇交響楽団…なぜこんなところに」

そりゃあ、武士道プランの関係者って九鬼家のもんだからだろ。

現れた人達はいきなり演奏をはじめた。


「これは、入場用BGMというやつ?」
「なんだか嫌な予感しかしないわ」

そうか?面白いと思うけどな〜。

ふと、後方からどよめきが起こった
何だろうと皆の視線が集中すると、そこには―――――――――
大勢の執事が二列で等間隔で並び二人一組で組体操の塔の土台のようにして組んだ
その上を着物を着た少女が歩いてきた

「我、天元である!!」
「フハハ、何を隠そう我の妹である!」
「分かっていますよ。派手な登場は九鬼しかいないと思いますので」
「九鬼が二人も揃うとはカオスすぎる……」

カオスになるだろうけど面白いと思うがな、俺は。

「見た瞬間に心が震えたっ…圧倒的カリスマッ…!!」
「準にとってはそうでしょうね」
「…自分が恋をする瞬間を認識してしまった」

人の恋愛に口は出さないがあんまり行き過ぎるなよ……。

彼女は悠々と壇上に上がった

「我の名前は九鬼紋白。紋様と呼ぶがいい!」
「紋様ああああああああ!!」

マジで準が叫んだぞ。どんだけロリコンなんだよ…。

「うむ。ありがとな。我は飛び級する事となってな。武士道プランの受け皿になっている、川神学園に決めたのだ。そっちの方が護衛どもの手が分散せんからな。我は退屈を良しとせぬ。一度きりの人生に互い楽しもうではないか。フハハハーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「強烈な人が来たね…」
「寂しいという概念が存在する人なんでしょうか?」<ここから松風>そもそも会話が成立するか怪しんだぜ…」

会話は成立するだろうよ九鬼家の人間なんだから

「おい、じじい。もう一人の転入者はどこだ?」
「さっきから紋ちゃんの横におるじゃろう」
「…おいおい、やっぱりそんなオチなのか」
「そうだな。自己紹介しておけ」
「ヒューム・ヘルシングです。みなさんよろしく」
「そんなふけた学生はいない!」
「ヒュームは特別枠。紋ちゃんの護衛じゃ」
「別にクラスに入らなくても教師でもいいのにねえ」

護衛の意味が無いだろ……。完全に守るからクラスに入るんだろうが。

「そんな年配の方が来ても話題もあいませんよ」
「御嬢さん。こう見えて私はゲームなど好きですよ。スプライト型機体が私のロボです」
「それ、PC98のゲームじゃないか!何年前だよ!」

知ってる方がびっくりなのだが。

「…今の爺さんがヒューム・ヘルシングとは…」
「強いで候?」
「強いってもんじゃないぞ、九鬼家従者部隊の零番だ。だが想像しているよりは強くは…お年かな」
「ふん…打撃屋としての筋肉がたりないぞ?川神百代」
「っ…いつの間に後ろに」
「ふん、大体分かった…お前もまだ赤子よ」
「消えた?」

壇上にじゃなくて俺の後かよ。

そう思い俺は肘鉄を喰らそうとしたら当たる直前で止められた

「意外だな。だが、まだまだ赤子よその中でもまぁまぁマシな赤子だがな」
「それはどうでしょうね?貴方に勝かもしれませんよ?」
「やってみろ。できるものならな」
「戦っていいですが、川神百代がいない事と貴方と戦った後に違う人と戦わ無いようにしてくれればいいですよ」
「いいだろう。決まったら連絡しよう。それとこれが鉄心に頼んでいた武器だ」
「ありがとうございます。戦い終わったら返しますね」
「そうしてくれ。貴様の戦いを見せてもらおう」
「ええ、見ていてくれればいいですよ。タネも仕掛けもない魔法<マジック>を見せてあげます」

そう俺言うと同時に壇上に移動していた

「えー、ここで僭越ながら御挨拶させて頂きます。私は九鬼家従者部隊3番、クラウディオ・ネエロと申します。私達九鬼家の従者は紋様の護衛と武士道プラン成功のため、ちょくちょく川神学園に現れますが…どうか仲よくして頂きたい。皆様の味方です」
「フハハ、ちなみにクラの好みはふくよかな女性だ。未婚らしいので惚れた奴が口説いても良いぞ」
「御解説ありがとうございます紋様」
「さすが紋。堂々としたものではないか」
「それでは次は川神一子と五河護の決闘じゃ」

もう、自己紹介は終わったのか。じゃあ憂さ晴らしもかねて戦いますか!!。

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