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□女体パニック@
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電話の主は真選組一番隊隊長の沖田総悟だった。
「眼鏡じゃありません!新八です!」
「あぁ…そんな名前でしたねィ」
ムスッとしながら言う新八に沖田は興味なさ気に言う
「はぁ…で?用はなんですか?」
「たいした用じゃないんですけどねィ?薬が届いたんでさァ」
「薬?」
「そう。なんでも男が女になる薬とか」
「要するに性転換薬ですか?」
「そういうことになりますねィ。で、これを今からそっちに持っていくっていうことだけでさァ」
「あぁそうですか…ってえぇぇぇぇ!?なんで持ってくるんですか!?」
「旦那が喜ぶんじゃないかと思いやしてねィ」
電話で見えないが今沖田はニヤニヤ笑っているだろうと思いながら新八は続けた
「銀さんが何で性転換薬で喜ぶんですか…」
「旦那はとある男の子に恋をしているらしいんでねィ。それをあげれば男女で結婚できるじゃないですかィ」
「へぇ…銀さんって恋してるんですね…」
「なんで今から持っていきまさァ」
「えっ!?ちょっ!相手は誰ですか!?」
ツーツーツー
新八が銀時の好きな男の子を聞こうとするもそのときには沖田が電話を切ってしまっていた。
新八はまだ喧嘩している銀時と神楽を見ながらため息を着いた。