Memory

□堅い約束
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今日は、古代エジプト展に行く事になりました。まあ、やっぱり午前中は混むから、夕方から行く事に。
「さ、行こう?」
仕度も出来たし、夕日も沈みそうだし。この時間帯なら、大丈夫そうだね!
「おう」
「………」
何処か、バクラの元気が無いような気がした。






さて、童実野美術館に来た。父さんは居ないから、ちょっと悲しくなる。
入場料を払い、券を貰って、中へと入って行った。


やっぱり、すごい!見入ってしまう!だって、死者の書が!棺や、供養碑が………!!!
しばし、僕は声が出ないほど、嬉しくって、見入っていた。

まあ、ここからは自由行動って事で。
二人も別々に見てるし。






※ラレス目線となります。



俺様、自分で言っときながら、こうして来たけど………………。何だろうな、変な気持ちになりやがる。

もう、あの石板は、展示されてないか………。当たり前か。もう、無くなっちまったし。
バクラは……………、ちゃんと見てるのか。ってか、アイツ、この中で一人だけ肌の色が濃い………。だから、目立つ。だってよ、皆この人エジプトの人?みたいな感じで、言ってやがるし………。まあ、合ってんだけどな。

宿主
お前、まさか千年リングを付けて来るとは………。驚いたぜ。
真剣な眼差しで見つめている宿主。やっぱ、来たかったのか。
けど、お前の父親、ここのオーナーだろ?いつでも来られる………。そうだった。今、居ないのか。父親が居なきゃ、無理か。

俺様も、適当に見ておくか。
見るとしたら、死者の書か。
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