★☆★SHINee world★☆★
□少年、少女と出会う 2
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ジョンヒョン「ヌナが来ない…」
さっきからドアの前をうろうろしているジョンヒョニヒョン。
ミノ「ヒョン、なにやってんだろ?」
テミン「動物園の熊みたい」
横にひょっこりとテミンがやってきた。
ミノ「テミナ、なにか知ってる?」
テミン「今日は、ヒョンの“ヌナ”が来る日だよ」
ミノ「あぁ、例の…」
キー「ヒョンの彼女ってやっぱり、スタイルよくて背が高い美人なのかな?」
後ろからキーが入ってきた。
テミン「彼女なの?」
ミノ「なにか聞いてる?」
キー「え? 違うの?」
テミン「ただの“ヌナ”なんじゃない?」
僕たちは通路に顔を出してきょろきょろ見回すヒョンを見つめていた。
しばらく見ていたから、ヒョンが僕たちに気づいてしまった。
ジョンヒョン「なんだよ」
ミノ「ヒョン、どうかしたんですか?」
ジョンヒョン「…なんでもねーよ」
テミン「ヌナが来ないの?」
テミナ…!!!
とっさにキーがテミンの口を塞いだが遅かった。
ジョンヒョン「テミナ、なんで知って…?」
テミンはキーの手をはがしながらもごもごしゃべる。
テミン「ヒョンはサプライズでボクらに会わせたかったかもしれないけど、ヒョンの電話してるの丸聞こえだったもん」
今日のテミンはちょっとおかしい。
まるで、ジョンヒョニヒョンが例のヌナのことばかりだから拗ねているようで…
ジョンヒョン「テミ─」
リカ「ジョン」
ジョンヒョニヒョンがテミンのほうに一歩踏み出したとき、
リカ「ジョンヒョン」
ドアのほうからやさしい声がした。