★☆★SHINee world★☆★

□Seesaw 2 Where am I now?
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カウンターキッチンから包丁の音が聞こえてきた。



目をやるとキーくんとミノくんが晩御飯の仕度をしている。



オニュくんはカウンターに座って楽しそうに2人と話してる。



リカ「私も手伝うよ」



私がそっちに行くとテミンもやってきた。



テミン「ヌナはいいの。ボクが手伝うから見てて」



そう言ってネギを切り始めるテミン。



・・・。



リカ「いやーっっ! テミン止めて止めて、怖くて見てられないよ!」



テミンが包丁から手を離した。



リカ「私がするから。テミンこそ見てて」



テミン「はーい」



カウンターに、オニュくん、テミン、ジョンが並ぶ。



どうやら今日はキムチチゲらしい。



リカ「キムチ」



ジョンヒョン「キンチ!」



リカ「きんち?」



ジョンヒョン「ちょっと違うけど…。上達しないね」



リカ「卵は?」



オニュ「ケランです」



リカ「ケラン? 日本でも鶏卵って言うもんね。ミルクは?」



テミン「ウユ!」



ふと…



周りを見回す。



キー「ヌナ、どうかした?」



リカ「うん、なんか…気づいたらすごい状況だなと思って」



オニュ「なにがですか?」



リカ「だってSHINeeと料理してるんだよ? すっごく不思議」



ミノ「正直ぼくも不思議だよ、ヌナと料理してるの(笑)」



テミン「チャンミニヒョンも呼ぶ?」



リカ「・・・」



サクッ



リカ「痛っ」



動揺して手元が狂った;



ジョンヒョン「わーっ! ヌナ!!」



オニュ「血が出てる!」



ミノ「ヤー! テミン!」



キー「水で洗って!」



テミン「ヌナごめん!」



みんなが慌てる中、



リカ「大丈夫だよ…?…えっ?!」



血が出た指を、オニュくんがパクっとくわえた。



リカ「!!!!!」





えええ?!!!




キー「ヒョン! ダメだよ、水で流さなきゃ!」



テミン「ヒョン! ボクがしようと思ったのに!」



ジョンヒョン「なにやってんだよ! オニュヒョン、出して!!」



ミノ「ヒョン、舐めたらだめなんだよ。雑菌が入るから」



オニュ「そうなの?」



やっとオニュくんが私の手を離した。



キー「ヌナ、手洗ってこっち来て。手当てするから」



リカ「う、うん。みんな、びっくりさせてごめんね」



ジョンヒョン「びっくりさせたのはテミンとオニュヒョンだよ」



ミノ「ほんとだよ」



ほんと、はねあがった動悸がまだおさまらないよ…!!



テミン「ヌナごめんね、チャンミニヒョン呼ぶから許して」



テミンがかわいくプインプインする。



リカ「・・・」



キー「ヤー! テミン!!」
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