DIABOLIK LOVERS 夢小説
□囚われシリーズ
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「おい名無しさん。ちょっと来い。」
いきなり背後から声が聞こえた。正確には、今ちょうど通り過ぎた部屋の中からだ。
その瞬間、今1番出会ってはいけない人物だと認識し、気づいてない振りをしてその場を後にしようとしたが、即座に迫った手に腕を掴まれ捻りあげられた。
「いつもより血の匂いがするとは思ってたんだけど…やっぱ名無しさんか・・・。前に他の輩には吸わせるなって言わなかったっけ?」
「すっ・・すみま・・っせん!シュウさ・・・ん!痛っ!・・・・いっ」
全身から冷や汗が止まらない。捻りあげられた腕もギリギリ悲鳴をあげている。
「まだ自分の立場も分かってないのか……めんどくさ。もっと仕込まないとダメなの?俺は他と違って監禁みたいな面倒くさいことはしないけどさ・・・いい加減身の程を知らないと。殺されたいの?」
「う・・・ぁ…。本当にすみません・・うわっ!?」
手の束縛から逃れたと油断していたのもつかの間、シュウの部屋に引きずりこまれた。私はおもいっきり引っ張られてシュウのベットに倒れこんでしまい、シュウ自身はというと、ソファーの方に歩いていき寝そべっている。
「別に言い訳を聞きたいわけじゃないんだが…聞いてるこっちがイライラするし。俺以外の奴に噛まれた罰だ。せいぜい楽しませてくれよ。はい。これやるから。さっさと自分で入れて俺の前に立って。」
ソファーで寝ているシュウの手にはどこから取り出したのか小型のリモコンが、渡されたのは少し大きめのローターだった。
「そんな期待を孕んだ眼差しをどうも。ちょっとした暇つぶしだ。名無しさんが膝をついたら負けね。」
「き!?期待なんか・・・・それに。。。あっ・・・あの!少し…理不尽なんじゃないですか!?」
「はぁ………じゃあ、いいよ。罪を償えないやつほど面倒くさい生き物はいないからな。今ならこれで許すって言ってんのに。バカな女だな。それとも、もっとキツいのがいいわけ?」
「うっ・・・。」
「はぁ。早く選べよ。いい加減イライラしてくるし・・・ダルい。」
私はおずおずと自分のスカートのなかに手を入れると、パンツを少しズラし、秘部に指で触れてみるが、充分に濡らさないと入りそうにない。
「シュウさっ・・・ん自分でなんて無理ですっ・・・!」
「はぁ?なに初めてみたいな反応してんの?ウザいから止めてくれる?そういうの。早く自分で慣らせ。」
「あっ・・・うっ!」
忠実に従わなければならないという現実を突きつけられた私は、反論する余地もなく、絶望と無意識の中の期待に混乱するのだった。