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□ローと眼鏡美人出会う
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アンナは、酒場を出て船まで全速力で、走った
『ハァ、ハァ、ハァ、つ、疲れた』
甲板にゴロリと寝転がり、大きく深呼吸した
「ほぅ、これがお前の船か…小さいな」
『別にいいでしょ、二人だからこれくらいが丁度いい……って、エェ!!?』
そこには、さっきまで、酒場にいた、ローが立っていた
『何でいるの!?』
「言っただろ、お前に拒否件はない」
アンナにニヤリと笑いながら言う
『ハァ、あのね、あたしはね、トラファルガー君の仲間にはならない…絶対に』
「仲間がいるからか?だったら安心しろ、お前の仲間も、俺の仲間にしてやる」
自信満々にアンナを見る、ロー
『無理だよ、あの娘が、トラファルガー君の、仲間になるとは思えない』
「やってみなけりゃ、わからねぇ。もしお前の仲間が俺の仲間になったらお前も仲間になるか?」
その時、誰かが甲板に上がってくる足音がした
『いいよ、そこまで言うなら、頑張ってみなよ、トラファルガー君』