BOOK
□ハート海賊団の船に乗り込む
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アンナは、自分の部屋に続く、ローカを歩き手配書を、見ながら考え事をしている
『(おかしい……リサは兎も角、あたしが、賞金首になるなんて……しかも、あたしの額…リサの2倍は、ある……)調べてみる必要があるかな?……』
「何を調べるんだ?」
驚いて振り返ると、声の主はやっぱりローだった
『盗み聞き?趣味悪いね、トラファルガー君』
暗闇の中で、ローは怪しく笑う
「盗み聞きじゃねぇ、聞こえてきたんだ…それから俺のことは、キャプテンか、船長か、ローと呼べと、言ったはずだか?…」
『リサに勝ったら、どんな呼び方でも、してあげるよ』
アンナはきつくローを睨み付けた
「ククッ、まぁどうせ、俺が勝つんだ、腹ぐらい括っとけよ」
ニヤリと笑うと、ローはその場を後にした
『(どうも、あいつといると調子が狂う)』
現に今も、自分はあいつを警戒していた
だがいつも、守ってくれるリサがいないせいかと、思うと全て納得した
きっと、今頃泣きそうな顔で自分を探しているんだろう