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□ローVS眼鏡美人
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[遅かったなぁ、尻尾撒いて逃げたんかと、思たわ]
ローに向かって毒を吐くリサ
「ククッ…そんなわけねぇだろ、第一俺には、撒く尻尾がねェ」
それに、屁理屈を返すロー
[人の揚げ足をとるな!!このハゲ!!]
「よく見ろ…俺の頭の何処がハゲてる?」
だんだん、ローに腹が立ってくるリサ
[じゃかぁしぃわ!!お前の心が、ハゲとる言うてんねん!それになぁ、そんなモッコモコした、帽子被っとたら、10年後には、ちょろ毛しか、生えてへんぞ!!!]
「お前に、俺のファッションを、どうこう言われる、筋合いはない馬鹿女」
[〜〜〜〜〜っ〜〜〜!]
拳を握り締め、口角がヒクヒクなり、瞳孔が開ききっている……
『…ヤ、ヤバい(…リサが…キ、キレる…)』
内心若干焦りだす、アンナ
[(落ち着け……向こうのペースに飲まれたらアカン…)]
一旦、自分を落ち着かせようと、大きく深呼吸する
[フゥ……ほな、雑談はこれぐらいにして、勝負始めよか?]
「ああ…(誘いに乗らなかったか)」
そのころ……ハート海賊団の船では……
「なぁ、船長達、何話してるんだ?」
「うーん…わかんない……でも、さっきから、ハゲや、ファッションがどうとかって…」
「何で、勝負にハゲや、ファッションが関係あるんだよ…」
ハート海賊団全員が、疑問に思う
「あ!始まるみたいだよ!!」