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□又々、親友登場
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『おはよー!』
食堂への道のりを歩く
その隣にはリサが不機嫌な顔で
歩いている
『リサちゃん?
いつも不機嫌だね?
たまには笑いなよ♪』
[誰のせいやろうなぁ?]
『さぁ?
誰のせいでしょう☆』
[お前やろ!
お前のせいやろ!!
あげく、クソファルガーに抱きつかれたやと!
嘗めとんのか?!]
昨日、夜遅く部屋に帰ると
リサの愛刀が飛んできた
それから、師匠の事も、ローの事もバレ
小一時間説教を、喰らった
[……………それで、マコトさんのとこには、
いつ行くんや?]
バカみたいな大きな声から急に小さな声に変わる
『次の島に、午後3時に行ってくるよ』
リサは少し、苦い顔をして
立ち止まる
[いなくなんなよ?
お前だけはあたしの前から、
消えんなよ?]
うん!
と、言いながらにっこり笑うと、
リサも微笑んで、歩き出す
『やぁ、ロー、おはよー!』
食堂に着きローを見つけた
ローに挨拶すると、リサはローを睨み付ける
[おい!
クソファルガー!
お前はアンナに何してんねん!]
「抱きついた」
その言葉を聞いて、リサの中で
何かがキレる音がした
[認めたな!!!
よョし
そこ動くな?
お前の心臓ごと貫いたる!!!!!]