BOOK

□勝者 ロー
1ページ/3ページ

リサが負けを認め、三人で船に帰った


「あっ!!キャプテン!お帰り!肩の怪我大丈夫?」


ローを、心配して駆け寄ってくるべポ


『(本当に優しい熊だなぁ〜)』


べポの優しさに、思わずキュンとするアンナ


「ああ、平気だ」


「でも、早く治療しないと…」


『大丈夫だよべポ、あたしが直してあげるからね!』


ニコニコしながら、べポに言う


「ええ!どうやって!?」


[…こんな奴等、直さんでええ…]


鋭い目付きで、ローとべポを睨む


『リサちゃん、いつまでも根に持っても、しょうがないよ?だから、誰も嫁に貰ってくれないんだよ!』


はぁと、溜め息を吐く


[やかましいわ!!お前も一緒やろ!!それに直さんでええ言うたんは、お前の技は他人にホイホイ見せて、ええもんとちゃうからや!!分かったか!鈍感!]


『他人って、どうせ仲間になるんでしょ?あたし達…』


その言葉に、返す言葉がなくなるリサ


『じゃ、トラファルガー君肩だして』


「ああ」


アンナの手が、ローの肩に触れると見る見る内に、傷が塞がった


「「!!!」」


ローが、その傷があった場所を触ってみるが、
跡形もなくなくなっている


「すごーい!傷が塞がった!!」


「……お前、能力者か?」


『違うよ』
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ