開かずの間

□出会い
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・・・・・・・・・




目を開けたジーナの瞳にまず飛び込んできたのは、真っ黒な光景だった。





「・・・・・ここ・・・」






起き上がって冷静に見てみると、まったく知らない場所のようだ。






どこかの部屋であること以外はなにもわからない。






真っ黒な光景の正体はこの部屋の壁紙だった。
部屋全体が黒い壁紙で統一されていた。





本棚がひとつ、絵画がひとつあったが、
ジーナはそれよりも入口のドアらしきもののとなりにどっしりと置かれていた大きなテディーベアが気になった。





かなり大きなサイズのもので、近寄ってみるとその大きさがわかりやすい。
座っている状態でジーナの腰くらいの高さがあった。





立ち上がったら、ジーナの背を越してしまうのではないかと思った。





「でも・・・かわいいベアちゃん^^きっとちっちゃい子にあげるんでしょうね。」





ジーナはほほえましくおもったが、いまはそんなことを考えている場合ではなかった。






とりあえず、ここの部屋からでなくてはならないと思い、扉のドアノブをひねった。






「・・・・・開かない!!!・・・・閉じ込められてしまったの?」







状況もなにもかもわからず、ジーナは混乱した。
だが、扉のところになにか三ケタの数字を打ち込むらしいものがある。







「この数字・・・・打ち込めばでられる・・???」






だがなにも当てがない。
ジーナはとりあえず、部屋を調べてみることにした。






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